ロケール固有の通貨形式を使用して、数値を形式設定します。

形式設定した通貨の値。ユーロ通貨圏に属する国の場合は、通貨をユーロで形式設定するためのロケールの規則が使われます。

表示および書式制御関数、各国語対応関数

LSEuroCurrencyFormat(currency-number [, type ])

LSParseEuroCurrency、LSCurrencyFormat、SetLocale、『ColdFusion MX 開発ガイド』の第17章の「グローバル化アプリケーションの開発」 の「ロケール別のコンテンツ」

ColdFusion MX: 形式設定の動作の変更 : この関数では、以前のリリースと異なる形式で結果が返される場合があります。この関数では、すべてのプラットフォームで Java 標準のロケール形式設定ルールが使用されます。ただし、ユーロ通貨圏に属する国の場合は、「使用方法」で解説した規則が使用されます。したがって、ユーロ圏に属さないロケールでは、ユーロではなくその国の通貨を用いて形式設定されます。

この関数では、すべてのバージョンの JVM で、ユーロ通貨の形式設定ルールが次のように使用されます。

• 現在のロケールの国がユーロ圏に属する場合 (ユーロに移行済みの参加国である場合) は、type に local を指定して形式設定した出力にはユーロ通貨記号 () が含まれます。また、type に international を指定して形式設定した出力には、ユーロ通貨を表す略号 (EUR) が含まれます。値が負の場合、形式設定ルールに従って、値の前に負の符号が付くか、値が括弧で囲まれます。
• 現在のロケールの国がユーロ圏ではない場合、現在のロケールの通貨記号または略号が表示されます。値が負の場合、形式設定ルールに従って、値の前に負の符号が付くか、値が括弧で囲まれます。

ColdFusion がサポートするロケールオプションの一覧や、日付、時刻、数値、および通貨のデフォルトの表示形式の設定に関する情報の詳細については、400ページのSetLocaleを参照してください。

次の表に、通貨出力の例を示します。

次の例は、この関数で負の数を形式設定した場合の動作を示しています。負の数は、現在のロケールの形式設定ルールに従って、値の前に負の符号が付くか、値が括弧で囲まれる形式となります。

<h3>LSEuroCurrencyFormat の例</h3>
<p>LSEuroCurrencyFormat はロケール表記規則を使用して通貨値を返します。デフォルト値は "local" です。
<!--- ロケールのリスト全体をループし、100,000 単位の通貨値を表示します。--->
<cfloop list = "#Server.Coldfusion.SupportedLocales#"
index = "locale" delimiters = ",">
   <cfset oldlocale = SetLocale(locale)>
   <cfoutput><p><B><I>#locale#</I></B><br>
      Local:#LSEuroCurrencyFormat(100000, "local")#<br>
      International:#LSEuroCurrencyFormat(100000, "international")#<br>
      None:#LSEuroCurrencyFormat(100000, "none")#<br>
      <Hr noshade>
   </cfoutput>
</cfloop>